セーラー 四季織 月夜の水面 霜夜

万年筆で絵を描き始めたころは一作品1時間前後で一気に完成させていました。ところが最近は休憩を挟んでだいたい2時間程度、この絵に関しては5時間近くもかかってしまいました。細部の表現にこだわるようになって徐々に作業時間が延びているのです。あまり時間をかけても仕方がないのでササッと仕上げられるようになりたいですね。

パイロットの特殊ペン先万年筆「カスタム743フォルカン」と、セーラーの万年筆用インク「霜夜」を合わせてみました。
「月夜の水面」シリーズは、日本の春夏秋冬それぞれの夜をイメージさせる色として2017年9月に新登場しました。万年筆、ボールペン、シャープペンシル、そして万年筆用インクが、四季の情景にちなんだ色をテーマに展開されています。
霜夜はそのひとつで、冬の夜を表現する色です。

色味は黒寄りの藍色。かなり濃いブルーグレーです。同シリーズの「夜長」と同じく黒に近い色ではありますが、夜長より彩度が低く枯れた風合いとなります。このインクと夜長を比較すると、夜長がかなり青寄りの色に見えます。どちらかといえば同じセーラーの「ブルーブラック」に近い色味です。
そのほかに同系統の色味のインクとしてはカランダッシュの「マグネティックブルー」が挙げられます。マグネティックブルーよりさらに彩度を一段落としたようなダークで渋い色です。
インク自体の粘度やフローは標準的です。
色の濃淡は若干表れます。グラデーションはほとんど無く、さらにインクを重ねると純正の黒インクと見分けがつかないほど暗くなります。しかし、書いた文字の黒い線の中に垣間見える濃いグレーがとてもセクシーでお気に入り。あまりカチッとしすぎないところが「ニクい」インクです。

黒として扱うかブルーブラックとして扱うか、悩ましいところです。画材として水筆で伸ばしてみるのも面白そうですね。




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