エルバン トラディショナルインク オリーブグリーン

最近なんとなく暖かい日があったり、日が長く感じられるようになってきたりして、春が近づいてきていることを実感します。
気象庁の長期予報では、「来月からの3か月間は暖かく、夏は暑い」と予想されています。桜の開花もやや早めかもという予想も出ていて、本当に春が待ち遠しいですね。

パイロットの特殊ペン先「フォルカン」15号を組み込んだスティロアート軽井沢様オリジナル万年筆「アガツマ」と、エルバンの「トラディショナルインク」シリーズより「オリーブグリーン」をチョイスし合わせてみました。

オリーブオイルでおなじみのオリーブは、地中海地域原産。古くから栽培され、さまざまな逸話とともに「平和」「勝利」などの文化的な象徴がある樹木です。
国産オリーブとしては香川県の小豆島が有名。大正時代に国内で初めて産業用オリーブの栽培に成功した小豆島では、当時の原木が今も元気に実をつけ続け収穫されているというから驚きです。

色味は黄色よりの黄緑。わずかに色あせたの明るいグリーンです。未成熟の若いオリーブの実の色と確かに近似します。しかし色自体は明るく透き通っているので、日本に住んでいれば大抵目にする機会があるであろう茶碗に注がれた煎茶の色のほうがイメージされやすいと思います。だからでしょうか、見ていてとても落ちつく色です。もしこのインクに和名をつけるならば、日本の伝統色「若草色」がまさにピッタリ。親しみやすい色です。
色の濃淡は非常にはっきりと表れます。文字の線をご覧いただくとわかりやすいですが、万年筆特有のインクだまりによるグラデーションを楽しむにはもってこいです。太めのペン先の筆やガラスペンを使ってみるのも面白そうですね。
インク自体はとてもさらさら。フローも良く扱いやすいです。エルバンのインクはにじみやすい印象ですが、こちらのインクは控えめ。それでもインクだまりの部分にはにじみが見えます。

明るいながらも渋めの色味で、書く人も見る人も穏やかで優しい心象になるインクです。一筆箋やカードなどにちょっとしたメッセージをしたためる際に重宝されるのではないでしょうか。



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