エルバン トラディショナルインク アンカーブラウン

暖かくなってきたせいでしょうか、日中ずっと眠いですね……
満開の桜を拝みながらお昼寝でもしたい気分です。

パイロットの極軟ペン先「フォルカン」を取り付けたオリジナル万年筆「アガツマ」と、フランスのメーカーエルバンの筆記用インク「トラディショナルインク」シリーズより「アンカーブラウン」をチョイスし、合わせてみました。
原題は「いかりの錆」。鉄に付いた錆の色をインクにするなんてユニークですよね。

トラディショナルインクシリーズのボトルインクは30mlのほかに小瓶の10mlのものがあり、色彩豊かなインクを気軽に楽しめるのがよいですね。小さくてもガラス製なので机の上に並べておいても雰囲気がよいです。

色味はブラウンとピンクの中間色。黄色よりの桃色です。実際の錆のような赤褐色ではなく、ピンクの褐色というべきでしょうか。他にはない絶妙な色合いです。書き始めは黄色が強く明るい茶色で、10~20秒程度で黄みが引き画像のような色に落ちつきます。
色の濃淡は非常によく表れます。基本的に淡いトーンですがインクを重ねることで多少濃くすることもできます。染料インクはその名のとおり紙を染めるわけですが、このインクは紙に染料が「乗る」感じで、特に色が濃い部分に関しては無機質で粉っぽい質感になるのが印象的です。その点、鉄の表面に浮き出た錆のようなイメージですね。
インク自体はとてもさらさら。ペリカンのエーデルシュタインシリーズと同様で水っぽいインクです。フローも多めで安定します。にじみは少なめです。

シリーズの中でも特徴のある色味のインクなのではないでしょうか。桜の花というよりは花開く前の芽のような色味で味わい深いです。名称はブラウンでも茶系よりピンク系のインクとして扱うのがよさそうです。

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