TAG STATIONERY 京彩 東山の月影

桜が満開ですね。天気も良い日が続いて、絶好のお花見日和。
ご近所にもソメイヨシノではない雑種の桜並木がありますが、やっぱり綺麗なものです。不思議と心にこみ上げるものがあります。

このブログで現在多用しているパイロットのフォルカン15号と、京都の文具店TAGが発売しているオリジナルボトルインク「京彩 kyo-iro」シリーズより「東山の月影(HIGASHIYAMA-NO-TSUKIKAGE)」を合わせてみました。筆の軸はスティロアート軽井沢様オリジナルの木軸万年筆「アガツマ」です。

ご当地インクといっても大抵は大手セーラー製だったりするのですが、こちらのシリーズは開発からオリジナル。「京都草木染研究所」との共同制作で、地元京都の趣きある風景を色で再現されています。「TAG STATIONERY」というブランドで国内に限らず海外にも展開している意欲作です。

京都の東山地区は、清水寺をはじめ史跡や名所が多く、アクセスが良いこともあって日頃観光客でごった返しています。また、かつての東海道と接し、「京の東の台所」と呼ばれた古川町の商店街は、近代化が進んではいますが、昔ながらの素朴なお店が賑わいを見せていたりもする変わった一面もあります。
月影=ムーンライトといっても、最近は夜間の神社仏閣もライトアップが行われていたりして、純粋に月明かりに浮かび上がる姿を拝むのは難しいのかもしれませんね。

そんな雅なインクの色味は明るい赤褐色。やや黄みがかったエンジ色です。赤茶色とまではいかないまでも少々焦げついたレッドで、前回ご紹介したエルバンの「アンカーブラウン」よりもこちらのほうが赤錆に近いイメージです。程よい彩度で目にも優しいのが嬉しいですね。ボトルや紙パッケージにある色味とは少々異なる点には注意が必要かもしれません。
インク自体はさらさらで、フローは渋め。それでもインク切れは発生せず終始安定していました。にじみもありません。
色の濃淡はよく表れ、美しいグラデーションを楽しめます。また、インクを重ねるとかなり濃くなります。

非常に鮮やかな赤である「伏見の朱塗」の夜バージョンと位置づけると色味がイメージしやすいです。月明かりに照らされた慎ましやかなお寺さまも繊細な艶やかさがありますね。

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