ドクターヤンセン ジーンズブルー

ご紹介するために使用してきたインクがだんだんと増えてきて、保管方法と場所に困るようになってきた今日この頃。一般家庭において、使いかけのボトルインクをはどのように保管するのがベストなのでしょうか。ワインセラーみたいな温度と湿度を一定に保つようなものがよいのでしょうが……

パイロットの特殊ペン先「フォルカン」を組み込んだスティロアート軽井沢様製作のオリジナル万年筆「アガツマ」と、ドクターヤンセンのボトルインク「デ・アトラメンティス」シリーズより「ジーンズブルー」を合わせてみました。
ヤンセンのインクのご紹介は久々ですね。デ・アトラメンティスとはラテン語でそのまま「インク」の意味。

ヤンセンのボトルインクは手作りです。ドイツの小さな工場で製作されるインク達は、イタリア製の洒落たガラス瓶に詰められています。
インクのレパートリーが非常に豊富ではあるのですが、日本で入手できるのは高級筆記具を取り扱っているお店の中でもほんの一部で、インクの種類にも限りがあります。後は個人輸入で取り寄せるしかないのですが、手軽に使うにはちょっと敷居が高いですよね。
それでも、独特な色味が多いので、興味のある方はぜひ使ってみてください。

このインクの色味はブルーブラック。藍色です。緑を感じるブルーブラックです。以前同じヤンセンの「ブルーブラック」をご紹介しましたが、こちらのほうが黒味があり、よりブルーブラックの色味に近いです。それでも、あまり赤みを感じないので、元来の鉄分が酸化したいわゆる「古典インク」のような色とは異なります。
色の濃淡はほとんど表れません。文字の線はほぼ黒に近い色味をしているため、フォーマルな雰囲気。ただ、多めにインクが乗ったところはにじみが発生しています。今までご紹介してきたヤンセンのインクではにじまなかったところをみるに、原因はなんとなく紙の個体差のような気がしています。
インク自体はややさらっとしていて、フローは多めで安定。画像の絵のように極細の線をたくさん重ねるように描くと、ブルーがよく目立ちます。

このインクのような、濃いめでほどよい緑みのブルーブラックという色味は意外と少ないのではないでしょうか。ウォーターマンの「ミステリアスブルー」や、パーカーの「クインク ブルーブラック」などと比較するとそこまで緑は目立たないので、クセが無いインクとして重宝しそうです。

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