セーラー ブラック

最近、ヴィンテージ万年筆にハマっております。
ただ集めるだけではなく、オークションで手に入れた壊れた万年筆を修理するのが楽しいのです。
特に、ペリカンの古い万年筆を集中的に集めています。実は、こちらの記事のアイキャッチにあるものがその一部だったりします。壊れていても比較的修理が容易なのがよいですね。それに、割と綺麗なものが手に入りやすくて、ヴィンテージ初心者がとっつきやすいというのもあります。
年代物でも上物が手に入ると嬉しいものです。
いくら万年筆が好きでも、ヴィンテージに関しては生涯見向きもしないだろうと思っていましたが、いつの間にやら片足を突っ込んでいたようです。奥が深すぎて歯止めが利かなくなりそう……

セーラーの万年筆「プロフィット21」の特殊ペン先「細美研ぎ」と、同メーカーの純正インク「ブラック」を合わせてみました。筆とインクが同じメーカーなのは久々です。

昨年(2017年)の製品の総リニューアルで、セーラーのすべてのインクから「ジェントルインク」の名称が無くなりました。このインクも「ジェントルインク ブラック」からただの「ブラック」になり、何となくちょっと寂しい印象。
新シリーズ「月夜の水面」や多色展開の「十六夜の夢」シリーズとすみ分けているならば、こちらのいわゆる基本色についてはジェントルの名をそのまま残しておいてもよかったのではと思ったりします。

色味はもちろん黒。
細かい線を多めに重ねた部分から判ったのですが、他のメーカーの黒インクと比較して若干青緑を感じるような、少々冷たい感じのするブラックです。
そしてやはり、染料インクのブラック特有の「真っ黒になりきれない」感はあります。細い線はどうしても灰色になってしまうんですよね。そこはご愛嬌です。どうしても黒くしたいならば顔料インク「極黒」を使いましょう。
インクの粘度は標準的、フローも特段多いというわけではありませんが、細美研ぎのようなインクを引っ張りにくいペン先でも安定したフローを保ち続けてくれました。
色の濃淡はほとんどありません。

そもそもジェントルインクってどういう意味だったのでしょう。
上品なインク? 良家のインク? 万年筆(ペン先)に「優しい」インクとして開発された? 何となく「ジェントルマン」を連想させ、それが時代にそぐわないから取りやめた?
色々妄想しますが、やんごとなき理由があったのでしょうね。

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