エルバン トラディショナルインク 忘れな草ブルー

終わってしまいましたね、ゴールデンウィークが……
ここからひと月以上祝日がないなんて、月曜日の憂鬱な気分に輪をかけるようですね。天気も何だか荒れるようですし、ちょっと気を引き締めていきましょう……

パイロットの特殊ペン先「フォルカン」を組み込んだ木軸のオリジナル万年筆「アガツマ」と、フランスのメーカーエルバンの「トラディショナルインク」シリーズより「忘れな草ブルー」を合わせてみました。

原題の「ブルーミヨソティス(bleu myosotis)」はフランスの色名。「myosotis」はギリシャ語が語源で、「ハツカネズミの耳」の意。小さくて細かな毛がある柔らかい葉っぱがネズミの耳に似ているのだそう。
ワスレナグサはこのインクを使うまでてっきり日本固有の花なのだと思っていましたが、園芸でよく扱われるのはヨーロッパが原産だったのですね。多くの種類があり、その中には日本在来種もあって、そちらは主に「エゾムラサキ」と呼ばれているようです。

インクの色味は淡い青。やや赤みのある穏やかなブルーです。霞みがかったロイヤルブルーとも言えます。ふわふわした雰囲気ながら深みも感じる、幻想的で美しい群青色。意外と他に無い色味ではないでしょうか。あえて挙げるとするならば、TAG STATIONERYの「大原の餅雪」を淡くしたようなイメージです。
このインクの特徴として、どんなにインクを重ねても画像程度の濃さにしかなりません。ペンギンの顔や腕なんて相当な回数塗り重ねているのですが、頑なに淡い色味を保とうとするのが何だか面白いです。
色の濃淡は多少ありますが、基本淡いトーン。淡い部分は紫色寄りになります。
インク自体はさらっとしています。フローは多めで安定。にじみもなし。このシリーズはファブリアーノクラシコではにじむインクが多かったので、やはり紙との相性が顕著だったようです。

明るい青から赤紫まで多彩な色の花を咲かせる、今がまさにシーズンのワスレナグサ。これから季節は夏に向かって次第に暑くなっていくなか、この優しく涼しげなブルーのインクを便箋に含ませてみてはいかがでしょうか。

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