TAG STATIONERY 京の音 山吹色

周りで風邪が流行ってます。ここ数日急に冷え込んだからですかね。

先日、ハンドメイドの筆記具を製作されているhelico様の工房にお邪魔する機会がありました。後日別の記事でその時の様子をご紹介いたします。

パイロットの特殊ペン先「フォルカン」を取り付けたオリジナル万年筆「アガツマ」と、京都の文具店TAG様発のオリジナルブランド「TAG STATIONERY」のボトルインク「京の音」シリーズより、「山吹色」を合わせてみました。
オリジナル万年筆についてはこちらからどうぞ。

「京都草木染研究所」との共同研究で製作されたこのボトルインクシリーズは、いわゆるご当地インク。京都に縁のある日本の伝統色をインクで再現しているそうです。
筆者が小さなころ使っていた色鉛筆にもあった「山吹色(YAMABUKIIRO)」は、京都では松尾大社が有名。京都内の神社でも最古の部類になる松尾大社では、春になると境内一面に鮮やかな黄金が咲き乱れます。わずかに赤みを帯びたはっきりとした黄色のヤマブキの花は染料としても使われ、平安時代から親しまれてきました。

そんな美しい花の名を冠したこのインクの色味は、ややくすんだ黄色。確かに赤みがあるのですが、彩度が抑えられていて多少灰色がかって暗く見えます。かといって土色のようではなく、あくまで黄色です。ヤマブキの花のパッとした色をイメージして使用すると「アレッ?」と思うかもしれませんね。
おそらくこれは、花自体の色ではなく染料として使用して染めた繊維の色でしょう。「マスタード色」「からし色」のほうがイメージと合致します。これはこれで渋い色で良いと思います。ピカピカしない、素朴な草木染、という感じ。
インク自体はさらっとしています。トロッとせず水滴になりやすいのはこのシリーズ共通の特徴でしょうか。インクフローは渋めでもしっかり安定しています。
色の濃淡ははっきり表れます。インク溜まりの部分は明度が落ちて暗くなりますが、プラチナの「クラシックインク シトラスブラック」のように黒っぽくはなりません。割と淡い色ですが、蛍光色ではないので視認性も良いです。

草木染研究の英知から生み出されたインクならではの色味といってよいのではないでしょうか。朱書きで赤系のインクを使うと目が疲れる、といった場合に代用するとちょうどよいかもしれません。

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