エルバン トラディショナルインク オペラレッド

パイロットの特殊ペン先「フォルカン」を組み込んだオリジナル万年筆「アガツマ」と、最近このブログでは頻繁にご紹介しているエルバンのボトルインク「トラディショナルインク」シリーズより「オペラレッド」を合わせてみました。

全30色(2018年5月現在)ある上にビジュアル的に可愛らしくて実用的な10mlの小瓶も発売されていて、何となく勢いで全色揃えたくなる魅力を持っています。机の上に無造作に並べていても絵になりますしね。

色味は濃いピンク。赤みの桃色です。ルビーレッド系、とでも言いましょうか。オペラ座の舞台にある緞帳(どんちょう)の色から取られている色名だと思うのですが、オペラというとあの濃い紅色のイメージがあるのはなぜなんでしょうね。
インクのほうはというと、すもものようなどこか甘酸っぱそうな割と明るめの色です。TAG STATIONERYの「京彩 蹴上の桜襲」よりは鮮やかで、「京の音 今様色」よりは控えめという感じ。
色の濃淡は程よく表れます。のっぺりすることなく、かつはっきりしすぎないトーンのグラデーションが楽しめます。また、インクを重ねてもあまり濃くすることができません。
インク自体の粘度はさらさらめ。フローもやや多めで安定しています。NEW TMK POSTERとの相性がよいのか、まるで色鉛筆で塗り絵をするかのごとく、微細な線でも途切れることなくインクを引っ張ってきてくれました。描いていて気持ちがよかったです。にじみも一切ありません。

エルバンのインクはにじみやすい印象でしたが、用紙をNEW TMK POSTERに変更してからまったくにじんでいないため、紙を選ぶインクということで間違いなさそうです。「にじみ」は一般的にはよくないこととされているようでも、そのにじみがまたオツな感じで良いものだな~と。それもまた、インク沼に毒された末期症状なのかもしれませんけど。

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