エルバン トラディショナルインク ブルーアズール

関東梅雨入り。これから冴えない天気が続くのでしょう。ジメっとした空気が、いかにも梅雨って感じ。
そんなしっとり空気を吹っ飛ばす、さわやかなインクをご紹介します。

パイロットの特殊ペン先「フォルカン」を備えたオリジナル万年筆「アガツマ」と、エルバンのインクシリーズ「トラディショナルインク」より「ブルーアズール」をチョイスし、合わせてみました。
原題は「青い空色」「紺碧の青」……翻訳に迷いましたが、「青い空」がしっくりくる気がしたので、これでいきます。

「アズール(アジュール)」という言葉は、いわば「青系統」という、暗い青を含めた広い意味での「青」と定義されていることが多く、厳密にこの色というのはないようです。今回訳したとおり「空の青」のほか、「海の青」のことを指す場合もあるようですので、あえて挙げるとするならば「明るめの青」といったところでしょうか。

そんな色名のこのインクの色味は、そのまま明るい青。水色です。「空色」「スカイブルー」というべきでしょうか。淡い色の部分は視認が難しいほど明るく、まさにハイライトといった感じ。セーラーの「四季織 雪明」とよく似ていますね。インクを一生懸命重ねてもほとんど濃くならないのも同じです。ただ、こちらのほうが若干赤が強く、より空色に似た色味となっております。
明るい色でありながら、色の濃淡はよく表れます。グラデーションが美しいインクです。
インク自体の粘度はさらさら。フローは標準的です。細いペン先よりも太めの筆でヌラヌラ書くほうが気持ちがよさそうです。

底抜けに明るい、突き抜ける「抜け」感を楽しめます。さわやかな青空が恋しくなる、そんなインクです。故郷のフランスの空は、こんな色なのでしょうかね。

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