ドクターヤンセン デ・アトラメンティス オークルイエロー

セーラーの特殊ペン先万年筆「プロフィット21 細美研ぎ」と、ドクターヤンセンのボトルインクシリーズ「デ・アトラメンティス」より「オークルイエロー」を合わせてみました。

オーナーのフランツ・ヨセフ・ヤンセン博士は、ドイツのフランクフルトとケルンの中間にある山の中の小さな村で、自宅の地下に工房を構えてインクの研究と製造をしています。小さなインクメーカーですが、規模を拡大することなく、自分のペースでコツコツと作り続けているのだそうです。
誰にも邪魔されず、好きなことを自分のペースで仕事ができたらどんなに良いでしょうか。こういうのって、なんだか憧れますね。

「オークル」とは、黄土色の意。お化粧品のファンデーションによく使われている色名称です。「オークル系」なんて呼びますね。メーカーによって多少色味にブレがあるようですが、大抵は赤味のある黄色のことを差すようです。このインクもそれに準じて作られています。

色味は赤茶色。少々暗めの朱色です。色鉛筆にあるような黄味の強い黄土色ではなく、かなり赤が色濃く出ていますので橙色のようにも見えます。なんとなく、乾いた血の色を連想させるところが、モンブランの「コーンポピーレッド」と色味がよく似ています。
色の濃淡はよく表れます。淡い部分は橙色に近づき、濃い部分は赤褐色となります。インクの名称にわざわざ「イエロー」と付いているところから何となく明るく黄色っぽい色を想起して使用すると、イメージとかなり異なってしまうかもしれません。
インク自体は割とサラサラめ。フローは標準〜やや渋めです。安定しているため難なく使えます。

このインクは、シリーズの中で唯一のイエロー系のインクとしてラインナップされているのですが、実際は画像のような色味なので、むしろ赤系のインクとして選択することになると思います。この点のみ注意して使用すれば、朱書き用インクとして大活躍してくれるでしょう。

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