シグナム ラグーナ・ディ・ベネッチア/ロイヤルブルー

気圧の変化が大きいせいか、最近体調がよろしくありません。調子を整えたいところ。何かおいしいものでも食べに行きますかね……

パイロットの特殊ペン先「フォルカン」を組み込んだ木軸オリジナル万年筆「アガツマ」と、シグナムのボトルインクより「ラグーナ・ディ・ベネッチア」を合わせてみました。
名称に付されているのは「ヴェネチアの潟(かた)」。アドリア海北部に位置するヴェネト州の海岸沿いにあります。

潟は「潟湖(せきこ)」ともいい、元々は海であることが多く、波や周辺の河川が運んできた土砂が海と切り離すように堆積し、湖となったものです。
ヴェネチアの潟の場合は、長い年月をかけて堆積した土砂が作り出した島々が現在の人が住めるようになるまで、古くから土地の改善(灌漑)が行われてきました。「水の都」と称されるヴェネチアがあるヴェネチア本島は、その中でも一番大きい面積の島です。
島の深部まで運河が縦横に走るヴェネチア市街では自動車は入れず、徒歩か水上での移動が基本。主要な輸送手段だった手漕ぎのゴンドラも、その役目を終えた今は観光材として利用されているのは有名ですね。

そんなヴェネチアの青い空と海がテーマというこのインク、色味は淡い青です。このシリーズにはインクの名称のほかに、補足として色名が付されています。このインクは「ロイヤルブルー」ですが、一般的なそれと比較すると赤みが弱く、そしてかなり淡い色味です。同じ淡い色味であるデルタの「ブルー」が近いです。ペールブルーと呼べる儚さがあります。
また、色味が変化します。描き始めはそれなりに赤みのあるロイヤルブルー。そこから20秒ほどで赤が引き、画像のような原色に近い青になります。
色の濃淡はよく表れます。文字にしても絵にしても、あくまで淡いトーンのグラデーションで、濃くしようとインクを重ねても一般的なブルーのインクに近づくことすら難しいほどです。
インク自体はとてもサラサラ。フローはやや多めで安定して、筆圧によく追従してくれるので描くのが楽しいインクです。にじみやすい用紙の「ファブリアーノ クラシコ」でも、にじみはほとんどありません。

デルタのインクが手に入らなくなった今、淡いブルーのインクを手にする代替手段となりそうです。それでも、シグナムのインクを取り扱っているお店が非常に限られているのが難点ではあるのですが……
イタリアがテーマのこのインクシリーズ。このブログでも入手でき次第ご紹介していこうと思っています。パッケージやボトルのラベルもカッコイイので、見かけたらぜひ一度手にしてみてください。

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