セーラー 四季織 十六夜の夢 若鶯

暑いですね~。一日中クーラーがないと生活できませんね……
昼間の外出はなるべく避けて、朝夕の涼しい時間にすることにしましょう。

セーラーの特殊ペン先万年筆「プロフィット21 細美研ぎ」と、同メーカーのインクシリーズ「四季織 十六夜の夢」より「若鶯」を選び、合わせてみました。
もともと限定色として発売されたインクのひとつで、後に定番化したと記憶しています。人気の色でなかなか手に入りにくかったのを覚えています。

さて、この「若鶯(WAKAUGUISU)」という単語、辞書で引いてもネットで検索しても語源がわかりません。「鶯色」という色は古色として日本にありますが、「暗い灰黄緑色(大辞林より)」とあり、今回の色味と比較すると暗すぎますので別の色であると考えられます。
おそらく、インクの色味に合わせた造語なのではないかと思われます。「若草色」と「鶯色」のちょうど中間のような色。あるいは明るめの鶯色を体現しやすいように、フレッシュなイメージを持つ「若い」という単語を修飾したのかもしれません。ちなみに、同シリーズの「利休茶」が鶯色に近い色味をしています。

このインクの色味は、前述のとおり明るい鶯色。枯れた感じのする黄緑色です。鶯色よりも緑みがあり、かつ明るすぎない絶妙な明度で、視認性も申し分ありません。「抹茶色」や「モスグリーン」に類する色です。パイロットの「色彩雫 竹林」と比較すると、明度の違いが明確となります。TAG STATIONERYの「京の音 苔色」とよく似ていますが、こちらのほうが若干彩度が高めです。
色の濃淡は程よく表れます。インクを重ねると暗くなりますが黒っぽくはならず、それこそ苔が生えたようになります。
インク自体の粘度は、割とさらっとしています。ペン先への供給量は多くはありませんので、その点を期待しなければ細美研ぎのようなフローが絞られた筆でもまったく差し支えなく使用できます。ファブリアーノ クラシコのにじみやすい紙でもほとんどにじまずに描けました。

目に優しいグリーンで使いやすいのが人気の秘密でしょうか。手紙を書くにしても親しみやすく、程よいグラデーションでくどくならないのがよいですね。一本持っていると使用頻度が高くなりそうなインクです。

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