パイロット バイオレット

8月です。相変わらず暑い日が続いております。

夕立でも来て涼しくならないかしら……とぼやいていた矢先、昨日本当に夕立がありました。一時でも気温が下がると安心しますね。

パイロットの特殊ペン先「フォルカン」を組み込んだスティロアート軽井沢様の木軸万年筆「アガツマ15」と、パイロットのカートリッジインクより「バイオレット」を合わせてみました。
パイロットのカートリッジ専用色のひとつです。ボトルインク版は存在しません。必然的に、パイロットの万年筆のみに使用できるインクとなります。

紫の呼称として「バイオレット」と「パープル」があります。一般的にはバイオレットは「青みの紫」、パープルは「赤みの紫」として区別されるようですが、たまに逆になっている場合を見かけます。
例としては、バイオレットの別の意味である植物の「スミレ(菫)」のことを指す場合です。紫色のスミレは色味に固有差があり、赤みの紫をしたスミレもあります。筆者が昔手元にあった色鉛筆には、「むらさき」と「すみれ」で区別され、すみれのほうが赤紫色をしていました。
また、HTMLのカラーコードの記述でも、バイオレットの方が赤みを帯びた紫色をしています。これとは別に、日本工業規格(JIS)では、青みを帯びた紫が「バイオレット」となり、269色の慣用色名では「あおむらさき」と「すみれいろ」、「バイオレット」、さらに「むらさき」とあり、それぞれ異なる色味をしています。
使い方に注意が必要ですが、とりあえずは冒頭のようにバイオレットは青みの、パープルは赤みの紫として認識しておいて、場面により使い分けるということになりそうです。このブログでもバイオレット=青みの紫としてご紹介しています。

色味はまさしくバイオレット。青みの強い紫です。くっきりはっきり、彩度が高めで、ウォーターマンの「テンダーパープル」と似た傾向の色味をしています。
色の濃淡は控えめですが表れます。淡い部分はより青く、濃い部分はより深く色が沈みます。ただ、黒っぽくなることはありません。
インク自体の粘度は標準的。フローも特段多いわけではありませんが、筆圧によく追随してくれる印象です。描き心地も「さらり」というよりは「ぬるり」といった感じ。インク溜まりの付近でややにじみました。

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