グラフフォンファーバーカステル ヴァイパーグリーン

まだまだ暑い日が続いておりますが、夕刻はなんとなく涼しくなってきました。この、暑い中にも秋を感じさせる時候、というのがとても好きです。最近は絵を描いていませんが、もう少し涼しくなったら再開しようと思います。

セーラーの特殊ペン先万年筆「プロフィット21 細美研ぎ」と、ファーバーカステルの高級ラインであるグラフフォンファーバーカステルの万年筆用ボトルインクより「ヴァイパーグリーン」を合わせてみました。
今年(2018年)に同社から投入された新色の一つで、「インディアレッド」「ガルフブルー」と並び同色の筆記具とともに登場しました。一部のお店で先行販売されていたので、思い切って3色全て購入。1本あたりの価格が高いのでなかなかの出費でしたが、もちろん後悔はしていません。ええ。

「ヴァイパー」とはクサリヘビの総称。このインクのパッケージにも描かれている通り、網目模様をしている個体が多く、それが鎖のように見えるためつけられた名称です。日本にも生息している「ハブ」や「マムシ」などはこれにあたります。
しかし、日本で見る前述のヘビたちは、緑色をしていませんよね。どちらかというと土色といいますか、灰色がかった色をしていてパッケージのような鮮やかなグリーンをしているものは思い浮かびません。青みのある個体のアオダイショウはクサリヘビではないし……
調べてみると、日本国内には鮮やかな緑色のヘビは野生で生息していないようです。ハブの仲間で「アオハブ」という名のヘビが、主にインドネシアに生息していますが、彼らがいわゆる「グリーンヴァイパー」と呼ばれるほどはっきりとした緑色をしています。ハブですから、毒ヘビなんですけどね。

恐ろしくも美しいグリーンを纏ったヘビからインスパイアされたと思われるこのインクの色味は、濃いめの黄緑色。わずかに枯れた感じのする グリーンです。色の濃淡がよく表れ、淡い部分はより黄色が強く、濃い部分は青みがかった緑色になる深い色味が印象的。エルバンの「ライトグリーン」をそのまま濃くしたような色調で、色相を広くカバーしているグリーンといえます。
インク自体の粘度は標準的。フローもそれほど多いわけではありませんが安定しています。インクたっぷりでバシャバシャ書くには不向きですが、どんな筆にも合わせやすい印象なのはこのメーカーの他のインクと同様です。

あまりヘビをまじまじと見ることがないので、インターネットや図書館で色々なヘビの写真を眺めているうちになんだか気持ち悪くなってきました……どうやら筆者は、艶のある網目模様が苦手なようです。好きな人は好きなんでしょうけどね。

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