エルバン トラディショナルインク アイビーグリーン

夕方に鈴虫の音を聞くようになり、すっかり秋らしくなりました。先月の40度越えが嘘のように涼しくなりましたね。

セーラーの特殊ペン先「細美研ぎ」を備えた万年筆「プロフィット21」と、エルバンの筆記用インク「トラディショナルインク」より「アイビーグリーン」を合わせてみました。
久々に、ほぼ縦線のハッチング(線の集合)のみで描き上げてみましたがいかがでしょうか?
コーヒーの入ったマグカップをよく描いていた一年前と比べて、大分早く描き上げることができるようになっていました。自分でもちょっとビックリ。これが成長ということなのでしょうか。大して練習もしていないのに。

原題の誤訳は「ワイルドアイビー」「キヅタ」。パッケージラベルにもあるように、カエデに似た形の葉を持つツル性の植物です。ときたま、外壁をツル状の植物に覆われた民家を見かけたことはありませんか? たぶんソレです。
生命力が強く育てやすいため、観葉植物として人気があります。深いグリーンのカエデのような葉が基調ですが、ハート型だったり、丸みがあったり、黄緑色や、白い斑点、ストライプが入ったものもあり、非常にバリエーション豊か。そこも人気の秘密かもしれません。

このインクの色味は、深い緑。アイビーの色によく似た、一段暗めのグリーンです。青と黄色のバランスがちょうど良い塩梅の、ズバリ緑色という感じ。よく似た色調のパイロットの「色彩雫 深緑」と比較すると、こちらのほうがより色の濃淡が広く表れます。
紙にインクを重ねると、黒に近いほど暗くなります。淡い部分は、ほんのわずかに灰色を感じる淡さです。絶妙な明暗が、このインクの特徴といえるでしょう。
インク自体の粘度はさらっとしています。インクフローも多めで、筆圧が強いとドバドバ出てくる印象。最近覚えた言語表現「シャバシャバ」は、こういうものに使うのがよいのでしょう。そして、このインクはエルバンのインクのなかでも、ことさらににじみました。シャバシャバ感の裏返しともいえます。

にじみが気にならなければ、落ちついたグリーンとグラデーションを楽しむことができます。視認性が良く、色味が主張しないので、ブルーブラックの緑版として使ってみてもいいかもしれません。

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