エルバン トラディショナルインク モクセイソウグリーン

9月29日、30日に東京台東区で開催された「東京インターナショナルペンショー2018」に行ってきました。
日本はもちろん、世界各国のメーカーや職人、ショップが一堂に集まり交流できる場ということで、初日の早い時間に入場したにもかかわらず大勢の人でごった返していました。
今回は事前準備は特にせずフラッと足を運んだので詳細のレポートはできませんが、また機会があるのならばご紹介したいですね。

セーラーの特殊ペン先万年筆「プロフィット21 細美研ぎ」と、エルバンの筆記用インクシリーズ「トラディショナルインク」より、「モクセイソウグリーン」を合わせてみました。

なかなか聞き慣れない「モクセイソウ」。ちょっと資料を調べてみますと……
モクセイソウは、北アフリカ原産の植物。名前の由来の通り木犀のような良い香りがするため、特にヨーロッパで園芸に親しまれています。別名「ニオイレセダ」。日本にはもともと自生せず、やはり観賞用として渡来し、そのまま野生化したとされています。
たたずまいは控えめで、白や淡い黄色などの小さな花が咲きます。しかし、観賞においては花それ自体を楽しむものではなく、開花とともに放たれる強い香りを嗜むもののようです。インクのほうも、色としては常緑の葉や茎をイメージさせるものとなっています。

色味は、明るい青緑。ブルーグリーン、またはピーコックグリーンともいえます。彩度が高めではっきりした色ですが、明度も高いため目に刺さるような派手さはありません。丁度よい塩梅とはまさにこのこと。視認性がよく、文字と絵どちらにも使いやすい色味となっております。「ミントグリーン」をやや濃くしたグリーンです。
色の濃淡はよく表れます。しかし、インクをいくら重ねても一定の濃度から濃くすることができなくなります。このあたりの性質は「忘れな草ブルー」と同じです。清涼感のあるグラデーションが楽しめます。
インク自体はさらさらしており、フローも少々多めで安定。扱いやすいインクといえるでしょう。太めのペン先でドバッと書くと気持ちがよさそうです。ただ、使用した水彩紙「ファブリアーノ クラシコ」では多少にじむようです。

涼しげな色味ですので、暑いシーズンにぴったり。手紙とともに冷涼感をプレゼントできそう。
モクセイソウの香りのするインクなんてものもあってよさそうですが、いかがでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です