アガツマ ファーバーカステル ガルフブルー

グラフフォンファーバーカステル ガルフブルー

引っ越し、無事完了。 新しい土地で、まったり生活できるといいな~ パイロットの軟筆調特殊ペン先「フォルカン」を組み込んだオリジナル木軸万年筆「アガツマ」と、ファーバーカステル伯爵シリーズのボトルインクより「ガルフブルー」を合わせてみました。 このインクは今年(2018年)夏に発売される新色の一つで、一部店舗で先行発売されていたものをゲットしました。近年怒涛の新色追加に、お財布が悲鳴をあげている所存。 「ガルフ」とは何か、手元の辞書で調べてみると、大きめの湾のことを呼ぶそうです。それに該当するものは日本には存在せず、通常単にガルフ(the Gulf)というとペルシア湾のことを指すらしいです。知らなかった…… ということは、色としては海のように澄んだ深いブルーを想像しますね。 で、実際の色味は濃い水色。青よりのスカイブルーです。赤よりでも緑よりでもない、原色の青に近い色をしています。彩度は高めですが文字を書くと濃く深くなりますので、あまり気になりません。パイロットの「色彩雫 天色」をわずかに濃くしたような色味です。 色の濃淡はよく表れます。インクを重ねるとかなり濃い色になる懐の深さが、ガルフブルーの所以なのでしょうか。空の色というよりは海の色。深い色味が楽しめます。 インク自体の粘度は標準的で、フローも特段多いわけではありません。特長のなさが特徴。それが一番いいのかもしれません。フロー自体は安定していて安心して使用できます。 青と水色の中間のような色味で、朱書きの代わりに使ってみるのもいいかもしれません。お値段が結構しますので手が出にくいですが、取りまわしがしやすいですので一本用意しておきたいインクです。... (続きを読む)

細美研ぎ ファーバーカステル インディアレッド

グラフフォンファーバーカステル インディアレッド

私事ですが、引っ越しが迫っております。ちょっとやってみたいことがあって、そのための引っ越しです。 引っ越しの荷造りは正直、めんどくさいのですが仕方ありません。荷物が多いんだよな……これを機にちょっとだけでも断捨離しますかね…… 超極細の線が引けるセーラーの特殊ペン先万年筆「プロフィット21 細美研ぎ」と、ファーバーカステルの高級ライン、伯爵シリーズのボトルインクより「インディアレッド」をチョイスし、合わせてみました。 たまたま立ち寄った銀座伊東屋で先行発売されていたところを購入。早速試してみることにしました。 このインクの色名称インディアレッドは、おそらく「インディアンレッド(Indian red)」から着想を得てつけられたものと思われます。インディアンレッドは、古くから赤色の着色料として用いられ、インドのベンガル地方から産出される酸化鉄が多く含まれる粘土から生成されることから、「ベンガラ」「弁柄色」とも呼ばれる、黄味を帯びた濃いめのレッドです。 そんなインディアレッドの色味は、赤。原色のレッドです。弁柄色のように少々濃いめの色をしています。しかし、黄味はあまり感じず、かといって青味も少ない純粋な赤色をしています。同じ赤系統の「ガーネットレッド」と比較すると明るく快活な色ではありますが、程よい深さと彩度を兼ね備えた、伯爵シリーズのインクらしい落ち着いた印象があります。 色の濃淡はほとんど表れません。深めのレッドを淡々と紙に残していきます。インクを重ねると一回り濃くはなりますが、赤色を認識できる程度にとどまります。ピンク色っぽさが一切出ないので、フォーマルなイメージもあります。 インク自体の粘度は標準的で、フローも特段多くはありません。されども、シリーズのほかのインクと同様、フロー自体は安定していて癖がなく描きやすいのが良いですね。繊細な細美研ぎでもトラブル皆無で、安心するインクです。にじむこともありませんでした。 新色である3色すべて手に入れることができたので、このブログで随時ご紹介していきます。 グラフフォンファーバーカステルはここ近年インクの新色投入が続いていて、バリエーションがかなり増えました。新色3色を含めて2018年7月時点で全18色となります。インクブームの波に乗って、はたしてどこまで進むのでしょう…… 美しいくて優秀なインクを、これからも開発し続けて欲しいですね。... (続きを読む)

細美研ぎ ファーバーカステル バイオレットブルー

グラフフォンファーバーカステル バイオレットブルー

過ごしやすい日が続いていますね。本格的に梅雨入りする前に、いろいろ出かけておきたいです。 セーラーの万年筆「プロフィット21」の特殊ペン先「細美研ぎ」と、グラフフォンファーバーカステルのボトルインクより「バイオレットブルー」を合わせてみました。 今年(2018年)夏に「ギロシェ」シリーズの新色発売を控えているファーバーカステル伯爵シリーズ。このところ怒涛の勢いで色が追加され、インクのラインナップが一気に充実してきました。 筆記用インクとしては高価なのがネックではありますが、クセのない特性と色味が使いやすい優秀なインクです。 また、インクの色によっては染料インクでありながら耐光性と耐水性を高めた「ドキュメントプルーフ」と呼ばれる高品位なものとなり、今回ご紹介するバイオレットブルーもその性能を備えています。 色味はそのままバイオレット。青みのある紫です。ファーバーカステルのインクは割と落ち着いた色味が多いため、この紫色もダークでブルーブラックに近い色調かと思いきや、意外にも明るめで彩度も高め。あまり黒味を感じません。 色の濃淡は程々といった印象。淡い部分は赤みが、濃い部分は青みが強く出ます。変色はありませんでした。また、インクを重ねても黒くはならず。濃い青紫色になります。 インク自体の粘度は普通。フローもこれといって多いわけではありません。しかし、ファーバーカステルの他のインクと同様、安定しています。筆の圧に従順なフロー、といったところでしょうか。 インクがペン先で乾きにくいのも利点のひとつ。筆を止めて考え事をしながら少しずつ書くような作業だと、書き出す際にインクが途切れないので、地味ですが頼もしい特徴です。 紫色であることが判別できる程度の視認性の良さであることから、朱書きの代替として使用できそうです。もちろん、ノートや手帳のベースの色としてガッツリ書いてもよいでしょう。
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アガツマFA ファーバーカステル オリーブグリーン

グラフフォンファーバーカステル オリーブグリーン

季節の変わり目だからでしょうか、風邪をひきました。 熱はないけど喉が痛い……今日さっそくお医者様からお薬をいただいてきましょう。 パイロットのペン先「フォルカン」を取り付けたオリジナル万年筆「アガツマ」と、ファーバーカステル伯爵シリーズのボトルインクより「オリーブグリーン」を合わせてみました。前回の「コニャックブラウン」と同じく、2017年11月ごろにシリーズに追加された新色です。 オリーブの実は、成熟するに従って色味が変化していきます。実をつけたときはみずみずしい黄緑色。それからだんだん色あせていき暗めの赤に。さらにそこから黒へと変色します。 どの色のときに収穫しても食べることはできますが、そのまま食べると灰汁があり強烈に渋いです。そこで、おなじみの塩漬けで灰汁抜きをするわけですね。 食卓に並べるには、やはり彩りのよい黄緑や赤の実をチョイスするのがベターなのでしょうかね。 色味はモスグリーン。濃い黄緑色です。同じ色名称でも以前ご紹介したエルバンのそれと比較するとかなり暗いトーンであることがわかります。ファーバーカステルには「モスグリーン」というインクも発売されていますが、むしろこちらのほうが苔色に近い印象です。どちらのインクもファーバーカステルらしい落ちついた色味ですね。 もしかしたらオリーブの実ではなく、葉のほうをイメージしたインクなのかもしれません。 色の濃淡はあまり目立ちません。濃い色味ですので、ブルーブラックを使用する感覚で文章を書くことも違和感なくできそうです。 インク自体はさらさら。フローは少々多めで安定します。このあたりの特性はにじみ方も含めて前回のコニャックと同様です。にじむのはさらさらなインクの宿命なのでしょうかね。紙選びに注意が必要です。 それにしても、ファーバーカステルのインクは新色が相次いで発表されて充実してきましたね。高価なのがネックですがバリエーションが増えることは喜ばしいことですよね。
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アガツマFA ファーバーカステル コニャックブラウン

グラフフォンファーバーカステル コニャックブラウン

桜、散ってしまいましたね。終日晴れの日が続いて、たくさんの方がお花見を楽しめたのではないでしょうか。 そして新年度になりましたが、このブログは何をするでもなく、平常運転です。よろしくお願いします。 パイロットの特殊ペン先「フォルカン」を組み込んだオリジナル万年筆「アガツマ」と、グラフフォンファーバーカステルのボトルインクより「コニャックブラウン」を合わせてみました。コニャックブラウンは、最近追加された新色のひとつです。 コニャックとはブランデーの一種。古くから飲まれているお酒で、フランスのコニャックという街の周辺で栽培されたブドウから作られるブランデーのことを指します。白ワインを蒸留して作られているため、穀物が原料のウイスキーと比べてフルーティで飲みやすいとされています。それでも、アルコール度数は高めですのでなかなか手が出しづらいお酒かもしれませんね。 色は透き通った琥珀色をしています。そのまま置いてもインテリアになりそうな美しいボトルに詰められていることが多く、まさに高級洋酒という風貌です。 そんなお酒の名前が付いたこのインクの色味は薄いブラウン。黄みの茶色です。淡いグラデーションが確かにブランデーを彷彿させます。琥珀色や黄土色と呼ぶには少々赤よりにみえます。 色の濃淡はよく表れますが、あくまで淡いトーンです。インクを重ねてもほとんど濃くなりません。 インク自体はさらさら。フローは少々多め。同シリーズの中ではかなり水っぽい印象ですね。フロー自体も安定していて描きやすかったです。しかし、インクが多めの箇所は多少にじみが出ました。 筆者は基本的にお酒はあまり飲まないので、ブランデーなんてものは人生で指折り数える程度しか口にしたことがありません。日々の生活の中でこういうお酒を上手にたしなめるとカッコイイですよね~
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パイロット カスタム743FA ファーバーカステル ヘーゼルナッツブラウン

グラフフォンファーバーカステル ヘーゼルナッツブラウン

今日はいくらか暖かかったな。でも風はまだ冷たいな。春の陽気はもう少し先。 温かいコーヒーでも飲んでまったりしましょう。 パイロットの特殊ペン先万年筆「カスタム743フォルカン」と、ファーバーカステルの伯爵シリーズより「ヘーゼルナッツブラウン」をチョイスし合わせてみました。 ヘーゼルナッツはチョコレートやアイスクリームでおなじみですね。 見た目は太ったどんぐりのような形をしており、色もどんぐりそっくりです。おそらくこのインクの名称は実の表皮の茶色から拝借したものと思われます。 色味は濃い茶色。チョコレートの色です。黒に見えるほど色が濃すぎることはないギリギリの濃さです。また、焦がしたような茶色でもなく枯れた感じでもない、あくまで新鮮なナッツのような、程よい彩度があります。 色の濃淡は程よく表れます。極細の線で表現された部分は赤みがあまり目立ちませんね。この点はペリカン4001/76シリーズの「ブリリアントブラウン」と似ています。 インク自体の粘度、フローはともに普通。特筆するものはありませんがクセもなく難なく描けました。 瞳の色の名称で「ヘーゼル」というものがあります。こちらは若干緑がかった薄茶色で、今回ご紹介したインクとは異なる色味です。わざわざヘーゼル「ナッツ」ブラウンとしているのは、ヘーゼルと区別するためなのかもしれません。 それにしても、数あるナッツの中からなぜヘーゼルナッツを色名称に当てたのでしょうね。
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パイロット カスタム743FA ファーバーカステル モスグリーン

グラフフォンファーバーカステル モスグリーン

日を追うごとに寒くなっていきますね。 今年の冬は例年より冷え込むと聞きますがはてさて。 パイロットの特殊ペン先万年筆「カスタム743フォルカン」と、ファーバーカステル伯爵シリーズよりボトルインク「モスグリーン」を合わせてみました。 最近新色が発売されたファーバーカステルですが、落ち着いた色合いのインクが揃っていてどれも使いやすいのが嬉しい点ですね。 色味は濃いグリーン。モスグリーンと聞くと黄色寄りで彩度低めのイメージがありましたが、こちらのインクはダークでどちらかというと深緑。フレッシュな感じではなく、葉の生い茂る樹木のような、昼間なのに日を遮られて鬱蒼とした雰囲気の森のような暗さの緑です。 暗いですが緑の瑞々しさもある。そんな色です。 インクフロー、粘度ともに標準的。色味の変化もありません。 色の濃淡はあまり見られません。線が均一して濃いめの色になるので、文字を書くと硬いイメージになります。 ファーバーカステルのイメージカラーであるダークグリーンに近い落ち着いた色です。カジュアルになりすぎず、かつ色味を見せたいときに重宝するインクではないでしょうか。
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パイロット カスタム743FA + ファーバーカステル エレクトリックピンク

グラフフォンファーバーカステル エレクトリックピンク

残暑が続きますが、ふと秋を感じることが多くなりましたね。 今年の夏は雨の日が多かったせいか、晴れの日は一段と心地よく感じます。 パイロットの万年筆「カスタム743フォルカン」と、ファーバーカステル伯爵シリーズのボトルインク「エレクトリックピンク」を合わせてみました。 先日に引き続き、新発売のインクです。ピンクのインクってあまり選択肢がないんですよね。「エレクトリック=電気的」なピンクってどんな色なのか楽しみにしていました。 色味は紫がかったピンク。青みのある濃い桃色です。 落ち着いた色が多くラインナップされているファーバーカステルですが、「電気的」ということで、やはり彩度は他の色と比べれば高め。それでも目が疲れるようなものではないところはさすがファーバーカステルといったところでしょうか。はっきりとした色味ですが「蛍光ピンク」ではないところがよいですね。 濃淡ははっきり表れるインクです。濃い目の色はより紫に近くなります。 インク自体の粘度はわりとさらっとしています。フローは標準的。筆者の感覚として、ファーバーカステルのインクフローは決して潤沢ではありませんがどのインクも安定している印象があります。 そしてこのインク、「ドキュメントプルーフ」ではなく通常の水性インクです。 ドキュメントプルーフとはファーバーカステルのインクのなかでも高い耐水性をうたっているインクのことです。その点残念ではありますが、耐水性を求められる場面で万年筆インクのピンク色を使用する機会がどのくらいあるかというとそれもまた疑問ですので、実用的には問題ないのかもしれません。 貴重なピンク系のインクです。ポップな色がファーバーカステルから発売されたという点がこれまたユニークで楽しいですね。
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